社長挨拶 |
独自性を持って京都から世界へ |
| 事業家も職人も自分の立ち位置・ポジションに自信を持って商売されていて、その中で自分は洋服屋として生きていくことを決めました。
それは料理人や饅頭職人と同じで、一つ一つ自分で作って提供し、お客様の反応を見て、創意工夫を凝らしていく。ひとつのモノを極めるうちに、独自性が生まれて、その独自性が本物に値するかどうか見極められる。京都人の持っている評価基準がしっかりしているからこそ、本当の「修行」が出来たのです。 京都の人が、町が、自分を育ててくれたということ。それが京都の持っている、他には無い得難いものなのです。もし大阪に生まれていたらもっとビジネス寄りな考え方になっていただろうし、こういう商売は出来なかったと思います。 多くのアパレルは価値観がわからないからブランドとして打ち出す。でも京都の場合は本物の価値で判断されるから、それ自体がブランドになれる。京都は本物として育つことのできる日本でたった一つの町です。 私が思う「本物」は、自分の作った本当に良いものを正直な値段で提供することだと思っています。八百屋が服を買う。服屋が野菜を買う。お互いがお客様だからこそ正直に商売しようというルールが、昔からあると思います。自分とこだけ金儲けしてやろうという考え方は京都では通用しません。正直な値段で且つ、より良い物で喜んでもらいたい。そんな想いでスーツをお作りしています。 京都の価値観の中で四十年間仕事をさせていただいてほんま感謝しています。おかげさまで皆さんに育てていただいたオンリーが三十周年を迎えることができました。そしていま全国にある六十店舗で、いま「京都アルティズム」を掲げています。 京都発の「アルティザン(職人)」と「システム」と「イズム(思想)」の融合という意味の造語ですが、京都のスーツ屋としての独自性と、ものづくりへの想いでもってお作りさせていただいく。それを京都から全国へ、世界へ広めていけたらと思っています。
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